先週の金曜日に相馬へ行ってから、1週間がたちました。
今週も、暖かい日を選んで、3回ほど相馬に行かせてもらいました。
まず、月曜日(4月4日)。
朝の通勤ラッシュと、追い越し禁止の片道1車線の国道を、
災害支援車が、安全運転してたので、思ったよりかなり遅くなり、
すでにやる作業がなく、そのままトンボ帰り!!
そして水曜日(4月6日)。
月曜日よりは早くついたけど、残ってる作業内容は、泥かき作業が4件だけ!!
しかも、作業を希望するのは男性となってる....。
なかなか、人が集まらないみたいだけど、私がいっても役に立てそうもないし....。
今日も作業やれないか?...などと、思っていると、
センターの方が、「女性も大丈夫ですよ。」といってくれたので、思い切って参加!!
松川浦のすぐ脇にある、お宅で泥かき作業をしてきました。
9名作業者のうち、地元の方1名、地元の高校生2名、帰省している大学生2名、市外は私。
そして東京から2名、長野から1名の方が来ていました。
県外の方は、しばらくこちらでボランティアを行う予定で、
車で寝泊りしてるそうです。
作業は、松川浦で造船所を経営する方のご自宅の泥かき。
このあたり周辺は、1階部分まで津波がきたらしく、
この家の方は2階に逃げて助かったそうです。
作業場から見えた状況。
道路はすでに集められた瓦礫でいっぱいです。
そばには、造船所の工場や、船を上げるレールが見えます。
この周辺は立ち入り禁止区域なので、あまりうろうろできないのですが、
いたるところに船が乗り上げ、今にも倒れそうな状態になっています。
家の横にある横たわった船は、2階建ての家と同じぐらいの高でした。
こんな角度で、船を見るのはもうないだろうな〜と思いつつ、
家の中に車がつっこんでいるのを横目に見ながら、一階部分の物をすべて外にだし、
庭に瓦礫の山を作るのが、この日の作業でした。
そして昨日(4月8日)。
この日はいつもより早く家をでたので、9時ちょっとすぎに到着。
受付は8時半から始まるんですが、行列ができるらしいです。
泥かき作業者へのお勧めスタイル。
長靴はセンターでもある程度あるので貸してくれますが、なくなる可能性もあります。
道具は現地で貸し出す所もあります。
水曜日の泥かき作業も、長靴はセンターで、
手袋、道具類は現地ですべて貸して頂きました。
仕事選ぶわけではないんですが....(^^;)
前々日の泥かき作業で、全身筋肉痛となったため、
この日は、楽そうなおにぎり作りを!
ちょうど、追加で5人の募集があったので、それを選びました。
でも私を入れて、3人しか集まらなかったので、そのまま作業場所へ。
そこには、すでに30人ぐらいの作業者の方がいました。
場所が、避難場所になっているスポーツアリーナそうまの横だったので、
そこに避難してる方のおにぎり作りかな?と、思っていたのですが、
どうやら、相馬市内全部の避難所のおにぎりを作るみたいです。
3グループに分かれて、流れ作業でおにぎりを作ります。
これは作業開始前。
ご飯は、自衛隊の方が炊き上げます。
自衛隊から運びこまれるご飯は、どんどん鉢の中にいれられ、
1、おわんにラップをのせる。
2、そこにご飯をのせる。
3、具をつめる。
4、おにぎりをラップと一緒ににぎる。
5、箱に60から100個ぐらいで箱につめます。
この作業を、1グループ、7,8名で3グループに分かれて作業します。
楽な作業と思ったんですが.....
これがなかなか疲れました。(^^;)
一緒に作業にはいった方とお昼に。
二人とも、相馬の方で、家は大丈夫だったけど、
職場は津波で流れ、職を失ったそうです。
職安にいってるけど、なにもなく、
家にいても気が休まらず、落ち着かないのでボランティアに参加。
二人とも、頑張ってくれ!
午後は、夜の分のおにぎり作り。
お昼より多くつくり、へとへとでした。
私達はそれで終わりだったんですが、
その後次の日の、梅干の種とり作業をしているみなさん。
すんません。先に帰らせてもらいます。
しかし、どれもおいしそうなおにぎりだったんですけど......、
毎日、朝から晩までおにぎりでは.....、あきるでしょうね〜。
建物の横では、自衛隊が炊き出し作業の後片付けを。
水で洗い物。
この日は暖かいけど、寒い日もやってるんでしょうね〜。
スポーツアリーナの横では、テントを張っていました。
広島の海田市駐屯地からの部隊みたいです。
本当にありがとうございます!!
一緒に作業をした、独身の女子二人には、
たのもしい!!、かっこいい!!と大絶賛でした♪
相馬までの道では支援車とすれ違うのですが、
いままでは、救急車が多かったのに、
この日は、相模、名古屋、静岡、浜松などのパトカーとたくさんすれ違いました。
いよいよ、本格的に原発30k圏内の行方不明者捜索が始まったのでしょうか?
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月曜日。
作業にあぶれた私は、先週見た海沿いにもう一度行ってみました。
あの時は、あまりもの悲惨な状況に言葉もなかったのですが、
すこしは、冷静に見ることができたような気がします。
それでも、テレビで見るのと、車の中から見るのでは違いました。
バイクで走ると、被害の状況が...、ぴりぴりした空気が、
そのまま肌に、身体全体で感じます。
そして、途中でバイクを止め、道路に足をつくと、
一気に被害の風景が、変わり果てた街が、自分の足の延長上に現れました。
自分を中心に、360度。
すべてが瓦礫です。
ブログに乗せるつもりなかったので、ちゃんと撮っていないのですが、
その時とった様子を。
がんばろう 福島
がんばろう 相馬!
ニュースで、運送会社が、いわきナンバーのトラックで運ばないでといわれたと伝えていました。
静岡のスタンドでは、「福島県民お断り」の看板が、
コンビ二や、レストランの入店も拒否されたとの報告が相談窓口に届いてると、新聞に載っていました。
本当でしょうか?? 簡単には信じられない気持ちです。
ただ、こういうことがあるだろうなとも思ってはいましたが......。
実際に、聞くと悲しいですね。