皆様、こんにちは。
福島は昨日、一昨日とゲリラ豪雨が降り、
今は空き家の実家がある郡山が被害にあったということで、
昨日、戻ってみましたが、このあたりは問題なかったようです。
ただ、バイクは暑かった!!
こんな暑い日は、ちょっと涼しくなる話を......。
あれは、私が高校2年の秋、
文化祭が開催される頃の話です。
私の高校は、女子高で、校舎は鉄筋でしたが、
窓がアルミではなく鉄の枠だったり、
廊下や、教室の床はビニールの床ではなく、真っ黒でまるで石のような感触の床という、
小中では、見たことのない古く暗い感じの校舎でした。
歴史クラブに入っていた私は、
外部から、一般の方も見学できる文化祭が、
とても楽しみで、いつになくはりのある毎日を過ごしておりました。
文化祭まで、あとすこしというある日......。
私は、同じ歴史クラブのキミと、夜の9時すぎても、部室に残り、
まだ完成しないパネル作りをしておりました。
高校の部室は部室棟があるのですが、歴史クラブはなぜか、
教室を仕切った1/4ぐらいの場所を割り当てられていました。
隣は、倉庫だったと思います。
スチールの戸棚で仕切られているだけのスペースで、
蛍光灯も戸棚で半分隠れているという、いかにも弱小クラブという部室でした。
文化祭といっても歴史クラブでは、各個人が調べてきた人物のパネルを作り、
それを展示するだけの内容です。
3年生はすでに引退していたし、
他の部員はもうすでに終わっているか、あまり内容にこらない、
簡単なもので済ませたりしている者が多かったと思います。
私とキミは、中学からの友人で、家も近く、
クラスが中学1年から高2までの5年間同じという、腐れ縁です。
展示を一生懸命作るというより、夜中まで学校に堂々と残れることが
なんとなくわくわくして、関係ない話で盛り上がっていました。
楽しくおしゃべりをしていた私達ですが、9時近くなった頃、
さすがにそろそろまじめに作ろうと、真剣にパネル作りを始めました。
おしゃべりをやめると、学校にはだれもいないとおもわれるぐらい静かで、
私達のペンをはしらせる音しか聞こえません。
そんな中、私が書き間違えたところを直そうと、ペンを置いたとき、
誤って、床の上に落としてしまいました。
ペンは転がって、黒い床の上をどこかに行ってしまったようです。
私とキミは、四つんばいになって、床の上を探しましたが、
半分しかでていない蛍光灯だと、
黒い床の上は薄暗く、見つけることができません。
おく: (もしかして、戸棚の下にはいったのかも?)
と思った私は、仕切りになってる戸棚の下を
四つんばいのまま、覗いてみました。
すると......
なんと!!!!
そこには!! 指が!!!
棚の下の10cmぐらいの隙間から、指が見える!!!
おく: 「ぎゃー!!!!!」
思わず私は、叫びながら立ち上がり後ろに退きました。
キミ: 「ど、どうしたの?。」
おく: 「た、棚の下に、ひ、人の指が!!」
確かにそれは、人の指でした!
私が棚の下を覗き込むと、すっと棚のおくから、
もう少しで、私の手が触れるぐらいの位置まで、人の指が出てきたのです!!
私達ふたりは真っ青になり、遠くから棚の隙間を見つめていました。
キミ: 「隣にだれかいるのかな??」
おく: 「いや、いないでしょう?
それに、いたとしてもこの棚の隙間じゃ向こうから手を入れるなんて無理!!」
そうです。
棚は50cmぐらいの幅があり、それが、2つ背中合わせに並んでいます。
隣に人がいても、棚の下の10cmぐらいの隙間から指を出すなんてことができるはずがありません!!
しかし、人の手ならば隣から出したとしか考えられません。
念のため、隣を見てみることに。
とてもとても、一人で見に行けるはずもありません。
ふたりで恐る恐る、教室の前の扉を開けました。
教室の前の蛍光灯をつけると、薄暗かった部屋も明るくなりましたが、もちろんだれもいません。
明るくなった部屋と、だれもいなかったことにちょっと安心した私達でしたが、
気持ちが悪いので、隣の蛍光灯はつけたまま、部室の方に戻りました。
すこし冷静になった私達は、もう一度棚の下を遠くから覗きました。
が、やはりなにもありません。
キミ: 「見間違いじゃない?」
と、言われましたが、まだあの時見えた指が、頭から離れません。
確かに、薄暗い隙間から見えたあれは....指を4本そろえた手....。
このままでは、気持ちが悪くてパネル作りどころではありません。
再び四つんばいになって、棚の下をみました。
しかし、なにもありません。
そこで、怖いのを我慢し、もう少しよってみることに。
ゆっくりを頭を下げ....、
子供がハイハイするように近づき.....、
棚の下を覗き込むと.....
またあの指が!!!
おく: 「ギャ!!」
びっくっとして、後ろに退くと、棚の下の指も棚の奥に!!!
おく: 「え???」
どきどきしながらも、
もう一度、今見た棚の下の指を、頭の中で思い出していました。
そう.....あの指......
私の知っている指かも?????
ゆっくりと、キミの方を見ながら、つぶやきました。
おく: 「も、もしかして....」
キミ: 「な、なに!!どうしたの?!」
私は、キミの質問に答えず、再び棚の下に手を近づけました。
すると、また指が!!!!
おく: 「わ、わたしの指だ(*ノ▽ノ)イヤン!!!!!」
なんと、棚の下の指は、
棚の下の黒い部分に移った、私の指でした。
部屋が薄暗いのと、床が黒いせいで、
棚の下の黒い部分が隙間に見えていました。
(=´Д`=)ゞ イヤァービックリ!!
そのあと...二人で大爆笑。
結局、この後も少しパネルを作りましたが、早めに切り上げてしまい、
私達の作ったパネルは、中途半端なものとなり、
文化祭の歴史クラブへの見学者も、数えるほどしかいませんでした。
きっと、にぎやかな文化祭になったのでしょうが、
この日の出来事の方がインパクトが強く、
文化祭の記憶が全くないという、残念な高校生活となってしまいました。
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みなさま、いかがだったでしょうか?
私の恐怖体験....。
あれ?
途中でわかっちゃった???
この頃は、純粋で、箸が転げても笑える乙女でしたからね〜。
覚えてなかったけど7不思議のひとつじゃないかって、
最初の頃は思ってました。
そもそも、私には、霊能力というものはみじんもないみたいです。
多分、ああいうのは、繊細な方がもってるんじゃないですかね?
私、見える気全くしません!!
UFOは見てみたいな〜。
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